書評の検索結果

 平倉圭の『ゴダール的方法』は、ひたすらゴダールへ内在するその徹底性において前例を見ない映画論である。著者は、「ゴダールの映画それじたいを分析の方法とする」(12頁)と述べる。知られるように、ゴダールは、編集台における映像と音響のモンタージュによって新たに「思考」を生成させる「方法」を練り上げてき…
三浦哲哉
[書評]山形国際ドキュメンタリー映画祭東京事務局編 『ドキュメンタリー映画は語る 作家インタビューの軌跡』  本書『ドキュメンタリー映画は語る』の中で、聞き手である阿部マーク・ノーネスは佐藤真に対して率直にも「(…)どういうわけか多くの人たちは日本ドキュメンタリーの方法論の話をする時には(中略)だ…
上山 実
Introduction  ここ数年、「日本映画復活!」の声をよく耳にする。興行収入全体に占める邦画の割合は昨年、41%にまで持ち直したという。年間入場者数もここ数年は1億6千万人台にまで回復している。バブル崩壊後の1996年には1億2千万人を切るところまで落ち込んでいたわけだから、数字のうえではか…
インタビュー
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