第22回東京国際映画祭レポート vol.3


前日、素敵な時を過ごしたホー・ユアンとピート・テオが、今年7月に急逝したマレーシア新潮流の先輩格、ヤスミン・アフマドの追悼イベントに出席するというので、早すぎる遺作『タレンタイム』(2009)と彼女が手がけた名作CMの上映が終わったホールに急ぐ。「残されたものたちについての曲」として「Blue on Blue」をピートがギターを手にエモーショナルに歌い上げる。その後、ピート、ヤスミンの親族、彼女を新作に起用したホー・ユアンを囲んでのトークが行われるが、通訳の方まで涙を流すほど。ホーはティッシュの箱をそれぞれにまわす。ゲストまたイベントに駆けつけた熱心な観客の早すぎる死への悲しみ、ヤスミン自身、彼女のフィルムへの熱い思いが会場にあふれた。
05 Nov 2009
