[連載]映画のテクネー に関連づけられた記事

7.HD撮影──『オーバードライヴ』、『LOFT』 ──『オーバードライヴ』(2004)は東京と青森でトーンを変えていますよね。 芦澤:そうですね。東京のほうはグリーン系を多くして、わりと普通のビデオの感じで撮って、青森のほうは比較的グリーン系を少なくして黒を締める、という対比を強調しました。筒井…
4.ピンク映画からテレビ・コマーシャルの世界へ ──伊東英男さんの助手につかれてしばらく映画をやったあとにテレビ・コマーシャル撮影のほうに移行されていきますが、どういった経緯だったのでしょうか。 芦澤:ある時に、テレビ・コマーシャル(以下「TVCF」)のほうで人手が足りないということで撮影に呼ばれ…
Introduction  キャメラマン芦澤明子が手がけてきた仕事にはきわめて幅広いグラデーションがある。この1年間に劇場公開された主な作品は、『LOFT』『叫』(黒沢清監督)、『サンクチュアリ』『刺青 堕ちた女郎蜘蛛』(瀬々敬久監督)、『スキトモ』『屋根裏の散歩者』(三原光尋監督)、『世界はとき…
『NOVO』(2002) ©Unifrance Film International 目次 5. 現代映画は映像の可能性のパレット ──光とフレームを極める── 6. 事物と俳優の存在感を引き出す ──印象的な「顔」とフレーム── 7. 日本人は日常の演出家 ──ジャン=ピエール・リモザンのドキュ…
Introduction  日本でひそかに撮影が進められているジャン=ピエール・リモザン監督のドキュメンタリー。その撮影監督ジュリアン・イルシュ(イルシュは仏語式発音で、日本では通常ジュリアン・ハーシュとクレジットされる)は、ジャン=リュック・ゴダールやアンドレ・テシネ、ジャン=ピエール・リモザン…
目次 7.マルチトラック ……技術の進歩は素晴らしい…… 8.音の響き ……『ヌーヴェル・ヴァーグ』は、CDとして聴けるくらいに音楽的なものに近づいていった…… 9.音作りの全ての領域 ……自分で録音した俳優の声は官能的に響くのです…… 10.組んでみたい監督 ……いまもっとも一緒に働いてみたい映画…
4.映画音楽について ……企画の段階から決まっていることはほとんどありません…… 5.フレーム外の音 ……ゴダールは現場でおきている全ての音に興味がある…… 6.音のリアリティー ……ストローブ=ユイレのシンクロの考えには理解できないのです…… 4. 映画音楽について ……企画の段階から決まってい…
Introduction  2003年夏、ヨーロッパでは記録的な猛暑のために各地で山火事があとを絶たなかった。そんな中、わたしたちはスイスのローザンヌから車を飛ばしてイタリア・ジェノバへと向かっていた。当時、シルヴィオ・ソルディーニ監督作品、『アガタと嵐』(2004)を撮影中であったフランソワ・ミュ…
目次 6.スタッフワーク ……「風が吹かないね」っていったら、青山さんは「そういうところなんじゃないの」っていうのね…… 7.シンクロと無意識 ……予測を裏切られたときに、人は拠って立つ所を奪われます… 8.菊池信之フィルモグラフィー 6.スタッフワーク ……「風が吹かないね」っていったら青山さ…
目次 3.音の発見 ……音と出会ったときにどう交流していくのかっていうのが一番大事なこと…… 4.ミキシング-現実の再構成 ……なにかを打ち破っていくような空間性が出ればいいと思います…… 5.ガンマイクとワイヤレスマイク ……基本的にはガンママイクひとつで…… 3.音の発見 ……音と出会った…
Introduction  本インタビューは、菊池信之氏が録音として参加した『エリエリ・レマ・サバクタニ』が公開されたばかりの2006年3月6日、渋谷のユーロスペース事務所で行われた。録音技師の菊池氏は、青山真治、諏訪敦彦、萩生田宏治、ジャン=ピエール・リモザン、そして小川紳介らの監督作品にこれまで…
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