第7回東京フィルメックス上映作品決定

編集部

 9月26日、東京国立近代美術館フィルムセンターにて「第7回東京フィルメックス」(11月17日〜26日、有楽町朝日ホール他にて開催)の記者会見が催され、同映画祭の開催概要が明らかになった。本年のオープニングを飾るのは、第63回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得した『三峡好人(原題)』(中国、ジャ・ジャンクー監督)。特別招待作品には同じくヴェネチア国際映画祭で好評を博したジャパニーズ・ホラー『叫(さけび)』(黒沢清監督)、『世紀の光』(タイ、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)をはじめ国際的な評価の高い野心的な作品が並び、最終日には『黒眼圏(原題)』(台湾、ツァイ・ミンリャン監督)がクロージングを締めくくる。

 会期中、大きな発見と驚きを提供するはずの東京フィルメックス・コンペティションでは、『天国へ行くにはまず死すべし』(タジキスタン、ジャムシェド・ウスモノフ監督)、『ワイルド・サイドを歩け』(中国、ハン・ジエ監督)など、多様なアジア映画が9本出揃った。キム・ドンホ(プサン映画祭ディレクター)が審査委員長をつとめ、クリス・フジワラ、諏訪敦彦ら審査員とともに最優秀作品を決する。

 毎回定評のある特集上映では、岡本喜八監督の傑作群を上映。「日本映画のダンディズム」と題されたこの特集上映は、フィルムセンターとの強い協力関係をもとに全作品を英語字幕付きで上映し、日本映画の巨匠を海外へ伝えることにも力を入れている。岡本喜八の特集上映は、来年のベルリン国際映画祭への巡回が決定しており、記者会見に出席した黒沢清監督は「ヨーロッパで岡本喜八ブームが来ることは間違いない」と語った。

 また、今夏逝去されたダニエル・シュミット監督を悼み、2本の日本未公開作品が本映画祭で追悼上映されることになっている。

 アジア映画の先端から、日本映画のクラシックまで広いパースペクティヴを持って映画を発信する第7回東京フィルメックスには、「映画の未来へ」というキャッチフレーズが付されている。映画の明るい未来へ向けて、flowerwildも期待を込めて同映画祭をリポートする予定だ。



第7回東京フィルメックス

11月17日(金)〜11月26日(日)有楽町朝日ホール、フィルムセンター大ホール、シネカノン有楽町、東京国際フォーラム・ホールCにて開催。
お問い合わせ:東京フィルメックス事務局 TEL:03-3560-6394
公式サイト:http://www.filmex.net

28 Sep 2006

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